スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

D突堤を目指せ!──日活アクション的横浜インダストリアル散歩

倉庫上屋は魅力的である。なぜかはわからない。引込線はミステリアスである。なにかが起きそうな気がする。

これまた理由は不明だが、昔のアクション映画製作者も、倉庫と引込線に対する偏愛を示した。たぶん、わたしが倉庫上屋と引込線に魅力を感じる理由の半分は、子どものころに見た、そしていまでも見ている古いアクション映画なのだろう。

思い立って、横浜・新山下から本牧にかけての埠頭というか、港湾施設地帯を歩いてみた。

road sign honmoku tottei

honmoku futou douro
埠頭の並ぶ場所を貫く道路は、上下6車線とだだっ広い。

新山下の通りに入り、いまはドン・キホーテになってしまった、かつてのバンド・ホテルをすぎてすぐに左に曲がり、海側の道を目指したら、さっそく「運河沿いに建つ倉庫」(じつにもってアクション映画的な響きではないか!)が見えた。

shinyamashita souko

上の倉庫のそばにはこんな役所もあった。

yokohama kouwankyoku plate

モーターボートやディンギーの係留はどこでも問題を起こすので、ここはそうしたことを扱うところなのだろうが、主演俳優の歌をバックにしたタイトルが終わって、つぎのショットでこれを映すというのはどうだろう。主人公は行方不明になった友人の手がかりを追って、彼のディンギーがどうなったかをたしかめようとする、なんていうのは日活アクション的ではないか。

想像したとおり、新山下から本牧にかけては倉庫がたくさんあり、そのなかにはなんとも味のある古び方をしたものがあった。ふと、殿山泰二か小沢昭一が出てきそうである。

honmoku souko

honmoku souko

honmoku souko

当然ながら、工場もあるし、倉庫と港のインターフェイスである、荷揚げ施設もある。

concrete factory

concrete factory

crane

crane

warehouse gate

ゲートの外からは見えなかったが、画面左側は埠頭で、係船できるのだろう。ここで荷の揚げ降ろしをし、この広いヤードをトレーラーが行き来するわけで、これまた日活アクション的ロケーションだった。

yokoha kouwan manhole
スポンサーサイト

テーマ : 散歩 - ジャンル : その他

廃屋譚

お断り

この記事は2009年10月17日に削除しました。

クレームがついたとか、そのようなことではありません。はじめから、24時間だけのつもりで公開したものであり、予定通りに公開を終了しただけです。持ち主に対する遠慮と、こちらの発表欲求とのあいだをとって、一日だけの公開という方法を選びました。どうか悪しからず。

テーマ : 散歩 - ジャンル : その他

昭和古建築散歩 いや、そのまえにスキャナーの問題

前回は、この話をもう一回つづけるなどと書いたが、答えのない問題、その場その場の状況に応じて妥協し、折り合いをつけていくしかない世の中の問題を、あれこれあげつらい、二つの立場のちがいなど述べてもしかたがないと思えてきたので、とりあえず棚上げにする。

すでに書いたように、フィルム・スキャナーが使えるようになったので、しばらくは古写真を並べようかと思っている。

そのまえに、同じような問題を抱えている人がいらっしゃるかもしれないので、フィルム・スキャナーのトラブルを書いておく。

環境はWin2000、スキャナーはNikon Coolscan III LS-30、接続はアダプテックのSCSIカード(すごく古いので型番を忘れたが、2940なんとかだと思う。ポストフィクスは日本語ヴァージョンということで、Jだったかもしれない。フルネームはAHA2940-J?)で、あいだにエプソンのフラットベッド・スキャナーをはさんでいる。もちろん、LS-30側のターミネーターはオン、エプソン側はオフ、SCSI-IDの衝突はない。

umeda building ornament
前回、テストとしてスキャンしたといってアップした八重洲・梅田ビルの入口脇のテラコッタの飾り。みごとにアールデコである。しかし、上に見える鉄の飾りはアールヌーヴォー。このへんの折衷のしかたが、ヨーロッパの建築では味わえない、日本近代建築独特の面白みである。

症状は、Windowsはスキャナーを認識し、正常に機能していると報告してくるが、ニコンのNikon Scan 2.5というソフトウェアは、機能しているスキャナーが存在しない、といってくるというものだった。

以前にはこういう問題は起きなかったのだが、たぶん、そのときは、なにか別の用途で入れたASPIレイヤーがあったのだろう。その後、Windowsをインストールし直した際に、ASPIが消えてしまった可能性がある。アダプテックがASPIチェッカーを配布しているので、それで調べたところ、やはりASPIレイヤーは存在しなかった。

検索すると、Force ASPIというフリーウェアがあることがわかり、これをインストールしたところ、あっさり解決した。やはり、以前入れていたASPIレイヤーが消えたために、認識できなかったらしい。

こういう問題は最近のWindowsでは起こらず、あくまでも古いマシンにLS-30を接続した場合に起こるだけらしい。そろそろ新しいOSに対応できなくなるのではないかと不安なのだが、LS-30はVistaまではつながるという説もある。

ginza asahi sekimen
銀座の、たぶん7丁目あたりの裏手にあった、石綿会社のビル。アスベストの問題が持ち上がって以来、こういう会社は苦労していることだろう。このビルもすでにないと思う。近くに行ったときにあのあたりを歩きまわったが、見あたらなかった。テラコッタのネジリン棒のような飾りが魅力的。メモには、昭和7年以前の竣工、設計は森山松之助とある。

かつて古建築を撮って歩いたときにデジカメがあったらなあ、と思わなくはないが、スキャンしてみると、やはりフィルムで捉えたものはちがうと痛感した。じつに下手くそな写真ばかりだが、それでも、なかには手触りの感じられるものがあって、ため息が出る。

あのときは、リヴァーサル・フィルムなんかで撮影して、あとでどうするのかと思ったが、いまこうしてスキャンしてみると、やはりリヴァーサルでよかったと思う。

フィルムはほとんどすべてコダックのデイライト・フィルム、ASA50だった。36枚撮り1本960円、現像代もほぼ同額だったと記憶している。

毎週末、歩きまわり、撮りまわり、疲れた足を引きずって京橋まで行き、仕事でしばしば通っていた堀内カラー(もちろん、わたしはカメラマンではない。たんにフィルムを受け取る必要のある仕事をしていただけだ)にあずけて、1、2時間後に受け取りにいった。そのとき、次週の分のフィルムを数本買った。エマルジョン・ナンバーの関係で、原則として、フィルムを買ったラボで現像もすること、と師匠にいわれていた。いやはや、金のかかる趣味だった!

ginza asahi sekimen ornament
この写真ではわかりにくいが、ネジリン棒の下にはヒツジの頭が並んでいる。なぜヒツジなのか、そのへんの図像学はわからないのだが……。

テーマ : 散歩 - ジャンル : その他

続・滅びなん、いざ、もろともに

8月8日に「滅びなん、いざ、もろともに」と題して、少々ガタのきた三軒並びの古びた家のことを書いた。

その帰路、これもいずれここで書こうと思っているテーマに関係のあるものに出くわした。その写真を撮ろうと立ち止まり、下を見たら、こういう家があった。

ゆがんだ屋根1

ゆがんだ屋根2

残念ながら、瓦屋根の葺き方については、まったくどんな知識も持ち合わせていない。だから、なぜこうなってしまったのかという理由はわからないし、このままで下は無事なのかどうかだって見当もつかない。わかるのは、見事なくらいの歪み方だということだけだ。味はあるが、これが人間の背骨だったら、とても無事ではすまず、即座に矯正治療しなければならないだろう。

しかし、ファインダーから目を離すと(液晶ではいまだにピントが合っているのかどうか判断できない)、ぐあいの悪い屋根はこれだけではないことに気づいた。

ゆがんだ屋根3

これはどういうことなのだろう? 前々回の記事でふれた三軒連なりがそろって傷んだのはわかる。あれは同時に建てられたもので、内部では相互に支え合い、ほとんど一体化しているのだろう。

だが、このあたりに屋根の傷んだ家が集まらなければならない理由は、まったく推測ができない。屋根に穴が開いているのに、衛星用のディッシュ・アンテナはあるって、それはどういうことだ! 雨漏りする箇所は生活から切り離し、それ以外のところで暮らしている?

ゆがんだ屋根4

なんだかわからないが、そのわけのわからなさが面白くて、ニヤニヤしてしまった。どういう人が住んでいるのか、いくぶんか興味があったが、なんだか顔をたしかめては申し訳ないような気もして、手早く写真を撮り、わが家への道を急いだのだった。

テーマ : 散歩 - ジャンル : その他

滅びなん、いざ、もろともに

昨八月七日は、暑いことは暑かったものの、空を見上げると、なんだか夏には思えないようなパターンになっていた。

雲2009年8月7日の1
雲2009年8月7日の2

植物の写真が撮りにくいほどの強風で、雲もドンと構えたすがたにはなれなかったのだろうが、それにしても、30度を超える気温なのに、海の上にも積乱雲がないのは、夏にもあるまじき失態、ひとつ弁明をきかせてもらおうじゃないか、といいたくなった。

でも、もう立秋をすぎたんだぜ、と、あちこちで咲きはじめた萩の花が主張していた。

萩の花 接写

植物も動物もけっこうだが、人間のつくったものも、やはり興味深い。いや、散歩のみちすがら目を惹くのは、正確にいうと「人間がつくってからだいぶ時間のたったもの」なのだが。

昨日の散歩では、わが家から20分ほどの場所で、すぐ近くまではよく来ていたのに、コースの取り方の関係で、たまたま歩いたことのなかったわずかな「塗り残し」の一廓に入りこんだ。

三軒長屋全景1

ほんの10メートル脇をしょっちゅう通っていたので、こんな「三軒長屋」がここにあったことにほんとうに驚いた。まさしく、萩原朔太郎のいう「猫町」に入りこんだ気分だ。

それにしても、このたたずまいにみなぎる「滅びの覚悟」はどうだ! いや、無気力ゆえの退廃なのだろう。でも、ここまでくれば、ある種の「意志」が感じられる。

三軒長屋 美容室
右端の美容室はまだ現役で、お盆休みのお知らせが貼ってあった。

三軒長屋 窓1
風雪に耐えたというか、風雪に負けたというか、はげちょろけになったところになんともいえない味がある。だが、それも、元のデザインがよかったおかげだろう。それにしても、どこかに垂直なもの、水平なものがあるのだろうか。ファインダーを覗いたとき、基準がわからず、えーい、どうでもいいや、とシャッターを押した。

三軒長屋 窓3
右端の美容室の二階。キャンヴァスがなくなれば、日除けは役をしないただの骨組み。美人も皮一枚、下で髪をセットする女性たちに対する「法話」のようなものか!
三軒長屋 窓2

いやまあ、「意志の亡霊」ないしは「亡霊の意志」というべきかもしれないが、無気力が積算されて、「力強いマイナスの気力」へと転換されてしまったのだ。えーい、煮るなり焼くなり、どうとでもしやがれ、と居直っているのである。

お互いに支え合っているので、どれか一軒だけ取り壊すというわけにはいかないのだろう。建ったときはうるわしい姿だったのだろうが、三軒とも年をとってみたら、愛情に憎しみが混じり、ひとりの意志だけではなにもできず、三人の意見をそろえることもむずかしく、とはいえ、別れるなど考えもつかず、ただ時がたつのをやり過ごしている。

三軒長屋全景2

まあ、いいじゃないか。新しい家がこれよりよくなるという保証はない。この三軒のたたずまいには、古いものの味があることだけはまちがいない。

滅びなん、いざ、もろともに。

テーマ : 散歩 - ジャンル : その他

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
プロフィール

Good Times

Author:Good Times

カウンター
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク
このブログをリンクに追加する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。