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隣の猫町 (中)

(承

萩原朔太郎が『猫町』でいっているような「三半規管の疾病」など、わたしにはないと思うが、絶対音感のような「絶対方向感覚」などもっていないので、曲がりくねった道を歩いているうちに、方向感覚を失うことはある。

前回、略地図を掲げたが、あの位置関係の認識がまちがっていたことが、あとでわかった。まちがった地図を再掲し、そのつぎに正しい位置関係の略図を示す。

nekomachi ryakuzu1

ryakuzu2

表通り(といっても狭いのだが)がすでにうねっていて、そこで勘違いを起こしやすいのだが、小さい曲がりを無視すれば、この道はグローバルには西に向かっているとみなしていた。その西に向かう道に対して、ほぼ直角に曲がり、その狭い脇道を、曲がりくねりながらも、だいたい北に向かって歩いているつもりだったのである。

思った以上に表通りが北に寄っていたことと、入りこんだ脇道がかなり東寄りに湾曲していたこと、この二つの点を勘違いしたために、わたしはいつのまにか東に向かって歩いていたことに気づかず、「猫町」眩暈に襲われただけだった。

しかし、それに気づいたのは、ずっとあとのこと、この通りにぶつかってからだった。

kokudou

一瞬、どこの通りかと思ったが、出てみれば、そこは国道だった。まさに猫町で、よく知っているところに、いつもとはちがう入り方をしただけだったのだ。

高速道路が開通する以前には、ここを通らねば町の外には出られなかったし、いまも近場に行くには通るところなので、このトンネルは見慣れたものだった。だが、歩いてこんな場所に来たことはいままでなかった。

横断歩道などない場所で、このへんの人たちは道路の向こうには行けない分断国家状態かと思った。だが、蛇の道は蛇、ではクリシェのファウル・チップだが、ちゃんと国道を横断するルートはあった。ただし、ちょっと意外なところに。(つづく)
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