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昭和戦前古建築散歩 最古の最新スタイル 近三ビル(日本橋室町)


前回の千代田ハイツを見たときも、戦前のデザイン感覚は思ったよりも尖鋭的だったことを痛感したが、今日、ご紹介する近三ビル(旧・森五商店)も無装飾だ。

kinsan building

この近三ビルが昭和6年竣工、そのわずか2年後、村野藤吾は、すでにご紹介した日比谷の大坂ビル(その1その2その3その4)をデザインしたのだから、仕事とはいえ、人間、いろいろなことをやるものだと思う。

ただし、装飾の有無は度外視して、躯体のプロポーションだけを見ると、なるほど、同じアーキテクトの作品だと思う。村野藤吾という人は、どこかに変なものを放り込むのが好きだったこともたしかだが(晩年の作、高輪プリンス・ホテルの飛天の間をご覧じろ)、基本的には、すぐれたバランス感覚で、窓の切り様ひとつだけでも、きちんと「デザイン」することのできる人だったと思う。

そういう、プロポーションの美しさを究極にまで突き詰めたのが、この近三ビルだと思う。はじめて見たときは、なんと美しいバランス、と感嘆した。

いや、プロポーションのよさは、こんな歪んだ写真ではわからない。きくところによると、近三ビルは現存し、ついこのあいだ、内部の天井装飾の補修をしたという話だ。なんとも稀なる幸運。お近くをお通りの時は、ちょっと足を伸ばして、このビルの凛としたバランスをご賞味あれ。
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テーマ : 戦前の建築 - ジャンル : その他

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