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散歩したり、散歩されたり

昨日も今日も、時間と距離の長短はあるものの、散歩はしている。だが今日は、散歩するより、「散歩された」のが楽しかった。

わが家にはたたみ一畳もないぐらいのささやかなミョウガ畑がある。そうめんの薬味としては欠かせないので、二日にいっぺんは花穂が出ていないかと見ている。

今日は収穫ゼロで、明日に期待か、と思って起きあがったら、外の道を通りかかった、七十代半ばぐらいのご夫婦と目が合った。

ご主人が、立ち止まって、ちゃんとわたしのほうに正対してから頭を下げたので、こちらも「こんにちは」と返事をしてから、門を開けた。わが家のまわりは目標になるものがなく、ときおり道を聞かれることがあるので、またそういうことではないかと思ったのだ。

ところが、わたしが「なにかご用でしょうか」とうかがったら、奥さんのほうが、

「いえ、この人はだれにでも挨拶しちゃうんです。どうもすみません」

というので笑ってしまった。

00kumo 2009-08-09
今日の空もなんだか夏には見えず、秋の筋雲のようになっていた。

日曜の朝、老夫婦で散歩か……いくぶんか感ずるところがあった。しかも、このご夫婦はなんともいえないフワッとした雰囲気を漂わせ、旦那は見知らぬ人に挨拶するのが好き、奥さんはにこやかな笑顔で、その旦那のフォローをしている。

人生の終盤のありようとして、これは悪くないじゃないか。

「暑いのでお気をつけて」といって別れたが、しばらく目送していると、お二人で、どっちへ行こうかと相談しているのが見えた。その姿を見て、やはり、人間、年をとったら、ああいう風になるのが理想だと思った。

「あなたたちは、必死に戦っていまのその境地を勝ちとったのか、それとも、ひとと争わず、ただゆったりと生きてきたおかげで、そうなっただけなのか?」

できるなら、あのご夫婦にそうきいてみたかった。生きるというのはむずかしい、と感じるときもあれば、簡単に生きるほうがいいと思えるときもある。どちらの道を行けば、あそこに至るのだろう?

ともあれ、散歩するのもいいが、ときには「散歩されてみる」のも悪くないと思った一日だった。
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テーマ : 散歩 - ジャンル : その他

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