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小津安二郎好みのピンク・フラミンゴ

昨五月十五日は金沢文庫を起点に、称名寺、海の公園、八景島シーパラダイス、金沢工業団地、横浜ベイサイドマリーナと、横浜南部の海沿いを歩き、杉田で帰路についた。

全行程の距離はそれほどでもないが、シーパラダイスとベイサイドマリーナのなかをずいぶん歩いたので、やはり15キロ超の歩きになったようだ。

syoumyouji1

syoumyouji2
以上二葉は称名寺。黄色い花は黄菖蒲。池をめぐるように植えられていた。

yokohama umi no kouen
海の公園の人工海浜。人が作った砂浜だが、遊ぶほうはだれが作ったものでも気にしない。風が強く、ウィンドサーフィンが速すぎて、のどかさがなかった。

seaside line kouka
工業団地というと殺伐とした風景を想像するかもしれないが、思いのほか緑が多く、道路が広くて歩きやすかった。

鎌倉時代に創建された古刹、人工の砂浜、人工島の水族館と遊園地、工業団地、アウトレット・モール、という妙な並びだが、なにやら現代日本のカタログのようなコースでもあり、思いのほか楽しめた。

もっとも、いちばんの欣快事は、そちらのほうではなく、称名寺の池を何度も周回するカワセミの姿を見られたことだった。残念ながら、すごいスピードで池の水際を飛んでいくカワセミを写真に捉えることはできず、したがって、ここにあの瑠璃色とオレンジ色の鮮烈な姿をご紹介することもできないのだが。

あまり飛びまわらない鳥というのも案外多いもので、カワセミの埋め合わせに、シーパラダイスの池にいた鳥の写真を数葉かかげる。

flamingo1

flamingo

ちょっと写真を撮ったところで、フラミンゴたちのふるまいにリズムがあることに気づいて、笑いだしそうになった。小津映画の典型的なショットを思いだしたからだ。こんなパターンである。

bakusyuu screenshot

bakusyuu screenshot
『麦秋』より、原節子と淡島千景の2ショット。並んだ二人が同じリズムで湯呑を口にもっていき、茶を飲むと、また湯呑を同じタイミングでおろす。淡島千景は、このシーンの小津の演出を、のちに小津の伝記映画『生きてはみたけれど』のなかで回想することになる。

このフラミンゴのうち、カップルになっているものは、二羽そろって、同じタイミングで水に頭を突っ込み、同じタイミングで水から顔をあげていた。

flamingo

flamingo

flamingo


すくなくとも、二組はそういうふるまいをしていたので、偶然ではなく、夫唱婦随のように見える行動をする性質があるのではないだろうか。


いや、鳥類学者ではないから、正確なところはどうでもいい。これを見たら、小津安二郎が笑うのではないかと思い、妙に可笑しかったというだけのことだ。

テーマ : 散歩 - ジャンル : その他

本牧のツバメ

今日五月十四日は本牧を中心に横浜を歩いた。

山手駅から荒井公園(あるいは「荒井の丘」)という、昨秋にできたばかりの真新しい公園へと抜け、その脇から「アメリカ坂」をくだって、本牧の通りに出た。

三渓園へ行こうと、本牧の通りを歩いている途中で、ツバメが飛んでいるのが見えて、目で追ったら、スーパーマーケットの入口に入っていった。

honnmoku supermarket

見上げると、出入口の内壁に照明が取り付けらているのがわかった。

honmoku no tsubame

よく見ると、照明を止まり木がわりにして、ツバメがとまっていた。

honmoku no tsubame

さらによく見ると、べつの照明の背後に巣がつくられていた。

honmoku no tsubame

人の出入りははげしいのだが、ツバメはそんなことは気にしないのかもしれない。ヒナの姿は見当たらなかったが、まだ生まれないのだろうか。

そろそろ生まれているのか、あるいは、卵の様子を見たのか、最後は尻尾しか見えなくなった。

honmoku no tsubame

テーマ : 散歩 - ジャンル : その他

愛嬌たっぷりの侵略者

今日も引き続き愛鳥週間便乗鳥写真。

街中の鳥といえば、代表的なのは鴉、鳩、雀、鵯(ヒヨドリ)、椋鳥といったあたりだろうが、ここにもう一種、鶺鴒(セキレイ)も加えてかまわないほど、最近は当たり前のように見かける。

十年程前、東京の大名庭園をしばしば歩いたが、そのころ、鶺鴒は、街中ではなく、そういう庭園や公園で見かける鳥だった。それが、この数年、そこらの道路で雀のように暮らしているのをしばしば見るようになった。

やはり、鶺鴒も、他の街中の鳥たちに学んだのだろう。人間などそれほど恐ろしいものではないと見切ってしまえば、町は食料が豊富で暮らしやすい場所なのにちがいない。

横須賀に海辺つり公園というところがある。

umibe tsuri kouen zenkei

これでほぼ全景で、奥行きがなく、海に沿って帯状に延びている。ここの東屋でランチを食べていると、鳩や雀に混じって鶺鴒もやってきた。

hakusekirei tsurikouen1

そういうふるまいをする以上、たぶんそうなのだろうと思ったが、やはり、パンをちぎって投げると、即座に食べた。ふるまいはまったく雀。ただし、雀より大胆で、ほんの数十センチまで近寄ってきた。

hakusekirei tsurikouen2

hakusekirei tsurikouen3

hakusekirei tsurikouen4

白と黒の柄もシックだし、ステディー・ビートで尻尾を上下に振って歩くすがたも愛嬌がある。だが、他の鳥は、そうはいわないだろう。

昔読んだ本に、雀と鵯(ヒヨドリ)の個体数は、ちょうど鯵と鰯のように、片方が増えれば、片方が減る関係にあると書かれていた。自然界は甘くない。ここに鶺鴒が加わって三つ巴となれば、やはり、割を食う鳥が出てくるだろう。

いや、まだ都会の鳥は飽和状態には達していなくて、さまざまな種を受け入れる余地があるのかもしれないが……。

そのほう神妙によって五位を授く

愛鳥週間なのだそうだ。バード・ウィークのスタートと同時というわけにはいかなかったが、散歩で見かけた鳥たちのすがたを思い起こしてみる。

よく行く近所の小公園の池にはときおり鳥が来る。だから、いつも静かに入っていき、そっと池をのぞいてみるようにしている。

goi sagi 1

なにか大きな白いのが池の向こう側にいることはわかったが、なんだかよくわからないので、静かに池を廻りながら、撮影ポイントを探した。

goi sagi 2

だんだんはっきりしてきたが、見慣れないので、なんだか奇妙な姿に思えた。

goi sagi 3

無事に背後に廻りこんだはいいが、容姿はいよいよはっきりしなくなってしまった。

goi sagi 4

これだけアップにしても、名前が出てこないということは、はじめて撮影する鳥だということで、同定はあとまわしにして、とにかく急いでべつの場所に移動し、角度を変えてさらに数枚撮った。

goi sagi 5

goi sagi

この鳥は五位鷺(ゴイサギ)だそうな。コウノトリ目サギ科だという。

わからないのは、すぐ近くまで歩み寄っても、逃げるどころか、身動きひとつしなかったことだ。あとで市立博物館の剥製の解説を読んだら、よく有害なものを食べて動けなくなったところを保護されるという記述があった。ひょっとしたら病気だったのかもしれない。

あるいは、べつの解釈もある。そもそも、この鷺はなぜ「五位鷺」という名前なのか?

百科事典によると、醍醐天皇の勅命で、この鷺を捕らえようとしたら、逃げも暴れもせず、素直に捕まったので、勅命に従うとは神妙なり、よって五位を授くる、とのたまい、以後、五位鷺となったのだという。われわれ平民より位階が上の鳥なのだ!

いや、つまり、そういう性質なのかもしれない。コウノトリの仲間に「シュービル・ストーク」という鳥がいる。伊豆のシャボテン公園で見ることができるのだが、この鳥というものが、何時間でもずっと同じ格好のまま動かないのだ。三度目に見に行ったとき、突然、歩きはじめたので、おお、歩くのか、と驚いたほどだ。

だから、五位鷺もじっとしている性質があり、勅命だろうがなんだろうが、そんなことには関係なく、逃げずに捕まったのかもしれない。

あるいは(まだあるのだ)、夜行性で、昼間は不活発だとも書かれているので、このときは眠くて眠くて、人間が一匹、そこらをうろうろしても、かまっていられなかった可能性もある。

食中りだったにせよ、動かない性質にせよ、眠かったにせよ、どちらにしろ、あまり用心深くはない、ということだけはいえるだろう。

テーマ : 散歩 - ジャンル : その他

これから飛ぶもの、もう飛んでしまったもの

昨日は横浜の金沢自然公園からハイキングコースを鎌倉まで歩いた。

金沢自然公園には数本の「ナンジャモンジャの木」(ヒトツバタゴ)が植えられている。小さな白い花を無数につける木で、満開になるとちょっとした眺めになる。だいたいゴールデンウィークごろが開花期なのだが、今年は桜が遅めだったのと同じで、ナンジャモンジャも遅いらしく、まだやっと花芽が出てきた段階だった。

でも、歩くことが第一の目的、そのつぎの目的も、好天のもと、外気を吸いながら食事をすることなので、見たかったものが見られないからといって、低山徘徊が無意味になってしまうわけではない。

それに、犬も歩けば棒に当たる、セレンディピティー、思わぬ発見もある。昨日は、鎌倉へ抜けるのに、「大丸山」を越えるコースをはじめて通ったが、これがなかなか楽しい道だった。そして、その道で、パートナーがこんなもの見つけた。

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揚羽蝶なのだが、だらんと垂れ下がったようになっていて、死にかけているのかと思った。しかし、よく見ると、隣に抜け殻があった。

ageha

一昨日はまだ揚羽など見かけなかったのに、この日はずいぶんたくさん見た。この揚羽もまさにいまさなぎから羽化するところで、いちばん無防備な状態にあるらしい。昆虫の知識などあるわけではないが、羽化というのは未明から早朝にするものだと思っていたので、ちょっと驚いた。

昨日はちょっとした強風で、この揚羽も風に飛ばされそうになっていたが、そのあたりはちゃんと対応できる脚になっているのだろう。しっかり細い茎をつかんでいた。羽が乾いて硬くならないと飛べないだろうから、強風は乾燥時間を短くする役には立っただろう。

しばらく見ているとしだいに羽が開いてきて、写真を撮りやすくなったが、あとで見たら、風に揺られてちょっと被写体ボケになっていた。でも、これがいちばん模様がよく見える。

ageha

大丸山山頂の展望広場で一休みしてから、自然観察センターの脇を抜け、天園ハイキングコースから、紅葉の名所「獅子舞」の斜面をくだって鎌倉宮へ。夕方とはいえ、ゴールデンウィークとは思えないほど閑散としていた。

坐れないだろうと思いながら、いつものように鶴岡八幡宮の源平池の藤棚にいったら、これがまた意外なことに人が少なく、あっさり坐れた。観光客相手の商売をしている人たちの嘆きが聞こえそうな光景だった。

源平池には、かつては小鷺がよくいたのだが、最近何度か目にしたのはこの鳥。

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中の島の白いものをアップにしたのが下の写真。

tsuru

わたしのささやかな知識では、日本に鶴がいるのは寒いあいだだけなのだが、これはやはり鶴に見える。鶴岡八幡宮に鶴はできすぎで、おまえは八幡宮のまわし者か、といいたくなる。

いくらもらっているか知らないが、これがまたけっこうな役者で、じっとしすぎて観客を飽きさせることはなく、ときおり飛んでみせたりする。

どこへ行ったのかと思ったら、源平池の前の幼稚園の屋根に上がっていた。

00tsuru2.jpg

tsuru

もう少しゆっくり撮らせてくれるのかと思ったら、ここからもすぐに飛び立ってしまい、あわてて追いかけた。

tsuru no ashi

ボケボケでも、もうすこし鳥らしいものが撮れているのではないかと思ったのだが、残念ながら、なにがなにやらわからないものが写っていただけだった。これはわたしの頭上を通過しようとする鶴の脚の先端を捉えた写真なのである。そういわれれば、たしかに鶴の脚だと万人が納得するものと信じている。

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